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皮膚科
水野皮フ科
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病気のメモ

アトピー性皮膚炎

日本皮膚科学会から出ているアトピー性皮膚炎のガイドラインが、2018年に新しくなりました。
これによると、アトピー性皮膚炎は乳児期・小児期に発症し、大きくなるにつれて良くなることが多く、一部の患者さんが成人後も続くと考えられていますが、
2006年~2008年の厚生労働科学研究のアトピー性皮膚炎有病率調査では、20歳代が10.2%、30歳代が8.3%、
40歳代4.1%、50+60歳代が2.5%と、成人でも多くの方が悩まされていることが分かります。

スキンケア

スキンケア

アトピー性皮膚炎の原因は、たくさんのことが絡み合っていますが、皮膚バリア機能と保湿因子が低下しており、そのため乾燥しやすく、かゆみを感じやすくなっています。

2014年に成育医療研究センターから、生まれてすぐから保湿剤を塗り続けた赤ちゃんは、8か月後にアトピー性皮膚炎の発症を3割も減らせたという素晴らしい研究があり、生後早くからの保湿剤の使用は、とても大切だと思われます。

  • 入浴時は、洗浄剤を良く泡立て、手でなでるようにやさしく洗いましょう。
  • 湯舟につかるのは短時間にして、あまり熱いお湯は避けましょう。
  • 過度の石鹸使用は好ましくありませんが、全く使わないことも汗や汚れの除去が十分でなく、湿疹が悪化することがあるとされています。
  • 入浴後、できるだけ早く全身に保湿剤を塗りましょう。

また、赤ちゃんの顔の皮膚はとても薄いので、授乳の後、離乳食の後、よだれが沢山出ているときなど、顔に物がついていたらできるだけぬるま湯で洗って、保湿剤を塗ることをお勧めしています。
(濡らしたガーゼなどで拭くのは、意外に汚れが取れず、皮膚も傷めます。洗うのが一番です。)
赤ちゃんのあごの下にタオルを置き、容器にぬるま湯を入れてやさしく口のまわりを洗ってあげましょう。
簡単です。
手づかみで物を食べるようになったら、お顔を洗った後、ついでに手も洗っておきましょう。皮膚に長時間、食物がついていることは好ましくありません。

私は、自分の孫の食後のケアの際、最初大きなマグカップにぬるま湯を入れてまず口の周りを洗い、そのあと残ったマグカップのお湯に直接手を入れさせて洗っていたところ、マグカップを見ると手を入れようとするようになり、慌ててマグカップを中止し、ボールに変えました。皆さんもご注意くださいね。

ステロイド外用剤

ステロイド外用剤は、1952年に開発されて以来、60年以上にわたりアトピー性皮膚炎に使用されてきました。
一時期ステロイドを避ける風潮もありましたが、その後も有効性と安全性の研究が進み、やはりアトピー性皮膚炎治療にまず最初に使用されるお薬となっています。

ステロイド外用剤は、強さにより5段階にランク分けされています。
同じ人でも、体の部位により吸収の程度が異なります。
例えば、同じ薬を腕の内側に塗った場合の吸収率を1とすると、あごでは13倍、陰嚢では40倍吸収されるというデーターがあります。
ですから、副作用を防止するためには、湿疹の強さによりまずランクを使い分け、さらに体の部位により使い分けます。つまり、お一人の患者さんに対し、いくつもの外用剤を使い分けることになります。
慣れるまでは少し大変ですが、皆さんすぐに上手に使い分けされるようになります。

また、お子さんは大人と比べて皮膚が薄いため吸収がよく、より副作用が出現しやすいので、頻回に診察し、皮疹の軽快とともに、ステロイドのランクを下げる、外用回数を減らすなどきめ細かい配慮が必要です。

  ステロイド外用剤を使用し、日光に当たると黒くなるの?  

これはよくされる質問です。
湿疹が長い間あると、メラニンという表皮の色素が真皮という皮膚の深いところに落ち、黒く見えます。
皮膚がかゆくて掻いていると、たくさんメラニンが落ちることになり、なかなかきれいにならないということになります。
つまり黒くなるのはステロイドを塗ったためではなく、皮膚の炎症が長い時間存在したためということになります。
湿疹は、短時間で治ると色素沈着を起こすことは少ないですが、長期に続くと治りにくくなり、色素沈着も起こりやすくなります。

ニキビ

ニキビは、青春のシンボルなどと言われた時期もあり、放置されることも多いのですが、時に陥凹や、隆起する瘢痕を残してしまうことがあり、痛みのある皮疹、比較的大きな盛り上がりや、膿を持った赤い皮疹は注意が必要です。

毛孔には、皮脂腺という皮脂を分泌する腺が付いていて、皮脂は毛孔を通って皮膚表面に出て皮膚を潤しているのですが、毛孔出口が角質で詰まってしまうと、ニキビの赤ちゃん(面皰と言います)が出来、そこにアクネ菌が増殖、炎症が起こると、赤いニキビ、膿を持ったニキビが形成されます。

痛みや、赤み、膿など炎症症状が強い場合は、抗生剤の内服、外用を行います。また近年普及している、毛孔の詰まりを改善する外用剤は、毛孔が詰まっただけの面皰の状態から炎症性のニキビまで有効なことが多いです。ただし、妊婦さん、妊娠予定の女性には使えません。刺激があることが多いのですが、保湿剤などを上手に利用して、刺激を軽減しながら使うこともできます。
自分で無理やり潰すと、却って悪化させることが多いので気を付けましょう。

女性では、脂っぽい化粧品が誘因になる場合もあります。
化粧品が関係している可能性があれば、ノンコメドジェニック試験という、ニキビができにくいかどうか試験をした化粧品も良いかもしれません(必ず出来ないということではありません)。

ニキビがあると、毛穴の詰まりを取ろうと、ゴシゴシ洗顔する方が多いのですが、強くこすると、
却って毛穴のつまりを助長するとも言われています。やさしく、丁寧な洗顔を心がけましょう。

水虫について

水虫とは、白癬菌という真菌による感染症です。

これから暑くなると、水虫の症状が悪化するので、受診される患者さんが増えます。

市販薬もたくさん売られていますが、皮膚科では、まず皮膚の一部を採って、顕微鏡で

白癬菌の存在を証明します。水虫に似た病気もありますので、見ただけの印象で

水虫の薬を使ってしまうと、水虫ではなかったときに、診断が遅れることになります。

診断がついた後、薬は目に見える変化のところだけ塗るのは効果的でありません。

実は症状が出ていない部分にも菌はたくさん存在しているのです。全部の足の指の間、足の裏全体に塗ることが上手に治すポイントになります。

また、水虫の菌は意外に長生きです。患者さんの皮膚から落ちても、周囲でしばらく生存します。

靴の中などでは数か月という報告もあります。ですから、すっかりきれいになってもすぐに中止せず、しばらく塗り続けることが大切です。

こんなしぶとい白癬菌ですが、幸い健康な皮膚の場合、皮膚に付いてすぐには感染せず、感染までには1-2日かかると言われています。ですから家族内で感染させないためには、お風呂の足ふきマットの共有などを避けるとともに、同居している家族の方が、毎日足を洗うことが大切です。

また、多くの人が裸足で歩く温泉、プール、ジムなどに行った後は、早めに足を洗いましょう。


とびひ(伝染性膿痂疹)

次々と感染が広がることから、まるで飛び火のよう ということ意味で「とびひ」と呼ばれています。

皮膚の浅いところの感染症で、原因菌は黄色ブドウ球菌、A群β溶連菌ですが、

近年、黄色ブドウ球菌の中でもメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)によるものが

増えてきています。通常の黄色ブドウ球菌では、セフェム系と呼ばれる抗生剤がよく使われ、反応しますが、MRSAの場合は反応しにくく拡大していきます。ですから通常の治療に抵抗する場合は、MRSAによる感染が疑われ、薬剤変更が必要になります。

また、溶連菌の場合は、稀に数週間後に腎障害を起こすことがあり、慎重な治療が必要です。

アトピー性皮膚炎など湿疹や、傷などがあると感染しやすくなります。


みずいぼ(伝染性軟属腫)

伝染性軟属腫ウィルスによる感染症です。

通常は数ミリの小丘疹で、光沢を伴い瑞々しく見えるので「みずいぼ」と呼ばれます。

直接接触、プールの浮き輪、ビート板、タオルなどを共有してうつる可能性があります。

アトピー性皮膚炎など、皮膚のバリア機能が低下していると感染しやすくなります。


虫刺され

夏に向かって増えてきます。

蚊、蚤、蜂、ダニ、トコジラミなど種々のものがあります。

蚊はもっともポピュラーなものですが、掻き壊して感染を起こし、リンパ管炎といって、

虫に刺された部分から、ミミズのように赤い線が体の中心部に向かって伸びていく場合もあります。

このような場合は、抗生剤の内服をしますが、感染がひどいと、点滴が必要になる場合もあります。

軽い虫刺されはステロイド外用剤がよく効きます。

ダニ、あるいはトコジラミの場合は、刺されたところだけ治療していても解決しません。

ダニ、あるいはトコジラミを駆除しないと、次々新生することになります。

とくにトコジラミは、殺虫剤に抵抗することも多く、注意が必要です。


毛虫皮膚炎

よく見かけるのは、チャドクガ、ドクガ、モンシロドクガによるもので、特にチャドクガは、ツバキ、サザンカなどの庭木についていることがあり、頻度が高いです。

服で覆われていない皮膚に発疹が出ることが多いのですが、洗濯物に毛虫がついていたりすると、服で覆われた部分にも小さな赤いぶつぶつが出て、強いかゆみを起こします。痒みが出るまでに時間差があります。

春~秋、植物の手入れの際は、葉っぱの裏側にも注意しましょう。


海水浴皮膚炎

水着で覆われた部分に小さな赤いぶつぶつが出来、かゆみを伴います。

原因はゾアエというプランクトンの1種で、ステロイド外用を行います。

脂漏性皮膚炎

頭部、顔、耳後部、腋窩、胸背中央部、陰股部など、いわゆる脂漏部位と呼ばれるところに

湿疹が出るものです。

患者さんが多いのは頭部と顔面で、顔面は前額、眉間、鼻の周り、ほうれい線、口の周り、

耳の前、髪の毛の生え際などに、薄皮が剥けたような赤い発疹が出ます。

体質的な問題と、癜風菌という皮膚に常在するカビの一種が関与しているといわれています。

ステロイド外用剤に良く反応しますが、繰り返す方が多く、ステロイド外用で症状を落ち着かせ、

その後再発させないためのコントロールにケトコナゾールというカビの薬を塗り続けることが多いです。

頭部の「ふけ」、顔の赤みや薄皮を取ろうとして、頭や顔をごしごし洗う方が多いのですが、

皮膚を傷めると、なお回復に時間がかかります。

湿疹のある時こそ、やさしくいたわって洗いましょう。


タオルメラノーシス

ナイロンタオル、ブラシ、へちまなどで、長時間擦っていると、しだいに皮膚が黒ずんできます。

機械的に擦る行為により、皮膚浅いところ(表皮)にあるメラノソームと呼ばれる色素の素が、皮膚の深いところ(真皮)に落ち、黒く見えるのです。

粗いもので擦るのを止め、体を手で洗ってください。


当院のご案内

医院名 水野皮フ科
院 長 水野 久美子
住 所 〒154-0004
東京都世田谷区太子堂5丁目6-18
診療科目 皮膚科
電話番号 03-5486-3751

初めて受診される患者さんへ

健康保険証・医療証、現在使用中のお薬(皮膚科以外も含め)、今まで使用していたお薬の分かる物(お薬手帳など)をご持参ください。
未成年の方は、原則保護者の方と一緒に受診してください。
女性のお顔を拝見する場合は、化粧を落としていただきます(洗顔料はご用意しています)。
ご協力をお願いします。